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  • 執筆者の写真大日如来

坐して己の世界へ舞い戻り

残った穢れを取り除き

宝珠を磨く

日々年々丁寧に

切磋琢磨し

砥石に浄水流しては

切磋琢磨

研ぎ澄ます

古のより幾重にも

合わせた金剛の鋼

煩悩燃えたぎる炎で

鍛冶屋が叩くこと

数千年

己の心に宿る

伝家の宝刀

天下の名刀

この刀こそ

己のこころ

忘れるべからず

己の刀

一刀両断

迷い切り捨て

即涅槃

自由自在

観自在

囚われることなし

捕える者

切り捨て御免

戦の現場で

日本の児

躱す技匠

眼隠しでも決まる

真剣白刃取り

其の心は

礼を持って茶を啜り

侘び寂び表す華を差し

柔良く剛を制す帯巻き

すり足差し足居合とり

上段の構えで

迎え打つ

織りなす道が噤む

日本文化洲に咲く

洲こそ己の家となる

麗しき心

金剛の心




令和五年十月十六日

午前十時







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