・「本来無一物(ほんらいむいちもつ)」とは
・自分が所有するものは本来ひとつもないという意味
・自分の持ち物やお金はもちろん、体さえもすべて借り物
・現世で多くのものを手に入れても、あの世に持っていけるものはひとつもない
法は人の為のものなり
心の道
即ち仏の道なり
然れど仏、人にあらずや
亦然れど仏、天にあらずや
是難解なり
身の程を知り
一物も持たず
よく耐え忍び
虚空より現れる
物事は摩訶不思議なり
世は無常である
諸々の囚われからの
解放の法則
是 仏法なり
仏法即ち
人の道なり
人の道は
仏の道に非ず
天の道に非ず
人の道辿りてや
師が迎え至る
われ仏に非ず処に
真理あり
己の頭垂れたる処
仏師顕りて仏弟子となり得
是 仏性ありて仏あれども
一切捨する処に仏法顕る
仏の心
御心あれど
分別の心非れば
師弟の絆顕ざること無し
令和五年八月二十九日
午前 深大寺湧水にて
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